もう11月ですね。
今年も残り僅かです。
皆様の会社の今年の業績はいかがですか?
「コロナ終わっても売上伸びないんだよね~」
とお悩みの方も多いかなと思います。
来年の経営戦略もそろそろ考えないといけませんね。
ということで今日は
皆様の経営戦略の参考になればと
コロナ禍を乗り越えてV字回復を果たした
女性社長Nさんの事例を紹介します。
※ご本人から許可をいただきましたので、最後に女性社長のプロフィールを紹介しています。
台風とコロナで赤字拡大、借金1億円増
![](https://shine-soken.jp/wp-content/uploads/2022/11/赤字拡大.jpg)
今日ご紹介する方は
レストランを経営する女性社長のNさん。
コロナ前までは
「ロールキャベツグラタン」
が話題となり行列が並ぶ飲食店としてテレビや雑誌で数多く取り上げられました。
おかげで
業績を倍々ゲームで拡大、
2020年春には新店舗をOPEN、
店舗は4店舗まで増えました。
しかしです。
コロナ感染症をきっかけに業績が急降下・・・
毎月百万円単位で赤字を計上。
2期連続で赤字決算となり、借入金もコロナ前の6倍、1億円以上に膨れ上がってしまったのです。
「どうにかしないといけない・・・」
Nさんは自ら店舗に入って一生懸命頑張りました。
しかし残念ながらそれでも毎月数百万単位でお金が減っていく・・・
「このまま続いたらどうなるんだろう・・・」
夜も眠れない状況が続きました。
売上至上主義からの転換
![](https://shine-soken.jp/wp-content/uploads/2022/11/転換.jpg)
何とか状況を打開したいと思ったNさんはコンサル会社のサポートを受けながら経営改善を始めました。
決算書を細かく分析
店舗別の利益計画を策定。
借入金返済から逆算した利益計画を作ったのです。
事業計画はふつう一番上の売上から作ります。
でも今回の場合は一番下の利益から逆算して作りました。
「売上至上主義からの脱却」です。
借入金返済に必要な最低限の利益を出し、利益から必要な売上を逆算したのです。
そして
「どうやったら借入返済できる利益が出るのか」
を必死に考えたのです。
夜も寝ずに考えたのだと思います。
そして数日後Nさんはある決断をします。
「新店舗を閉める」でした。
2年前に開業したばかりのお店を閉店することを決断したのです。
店舗を閉店すれば売上は下がります。
売上が下がれば利益はさらに減ります。
苦渋の決断だったと思います。
半年でV字回復達成!
![](https://shine-soken.jp/wp-content/uploads/2022/11/V字回復.jpg)
それから2週間に1回
コンサル会社と一緒になって利益計画と予算の策定、
実際の行動プランに落として経営改善会議を行いました。
するとどうでしょう。
2か月目くらいから効果が出始め
ものの見事に利益が改善したのです。
そして半年後の今年8月
単月で過去最高の売上と利益を
達成することができたのです。
しかも
1年前は毎月160万の赤字だった収支も単月で420万の黒字に。
売上高営業利益率はなんと33%!
驚異的な利益を上げています。
V字回復ができた本当の理由
![](https://shine-soken.jp/wp-content/uploads/2022/11/AdobeStock_404376155.jpg)
女性社長Nさん
V字回復できた一番の理由は
「売上至上主義からの脱却」
を社員全員で取り組んだことです。
社員全員で仕入予算を管理し
社員全員で新メニューの販売を強化
社員全員で利益を追求したことです。
正直に言います。
経営改善を始めて半年でここまで業績改善した店舗は私は経験がありません。
Nさんの努力と人望が今回のV字回復を実現したのだと思います。
Nさん 本当におめでとうございます!
ご本人の許可をいただきましたので今日はお名前と店舗を紹介させていただきます。
NさんのV字回復はまだまだこれからです。
現在補助金の採択を受けて新しい事業を立ち上げています。
女性社長NさんのV字回復はまだまだこれからが本番です。
今日のまとめです。
単月で赤字が事業部門をお持ちの方に二つ提案します。
①必要な利益から逆算した事業計画を作ること
そして
②社員全員で利益を上げる行動プランを作って実践すること
の二つです。
社長一人でできることには限界があります。
社員全員を巻き込んで利益を追求する会社を目指しましょう。
当社では社員全員で利益を追求する勉強会を開催しています。