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ボーナスで失敗しました:自虐伝
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11月も半ばになりますね。

年末の資金繰りが気になる時期ですね。

今年の冬はボーナスどれくらい出せそうですか?

ちなみに、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、

2021の平均ボーナスは夏が380,268円、冬は380,787円となっており、

界によって違いはあるものの、

おおむね基本給の1~2ヶ月分が支給されているということが発表されています。

皆さんの会社はいかがでしょうか?

さて今日のメルマガでは

私自身のボーナスでの失敗体験をお話させていただきます。

ボーナスが配れなかった創業期

まず創業期

ボーナスまともに配れませんでした。

理由は単純です。

売上が目標を大きく下回ったからです。

当時はボーナスが払えないので

代わりに社員を連れてささやかな食事会に行きました。

「いずれは頑張ってボーナス取ろうね!」

お金は無かったけどスタッフと一緒に将来の夢を語り合った思い出があります。

ボーナス100万円配った翌月に退職願い・・・

それから数年が経ちました。

「何とか従業員にボーナス配りたい」

「やればやっただけのボーナスにしたい」

ということで

個人別の出来高制のボーナス制度を導入しました。

自分の成績に応じてボーナスが出る!

社員は一生懸命頑張ってくれました。

その年で一番頑張ったのは

25歳の女性Aさん

入社1年目でボーナス100万円を手にしました。

「社長ありがとうございます!」

Aさんも喜んでくれました。

「これで来年は彼女がエースだな」

と思っていた矢先です。

なんと翌月にAさんから退職願が出てきました。

「え~???マジで???」

ボーナス100万でさぞかし

喜んでくれていると思ったのに・・・

個人別の出来高制

ガラス張りでボーナスも見える化できて本当はいいのかもしれませんが

当時のシャイン総研ではうまく運用できませんでした。

逆に

社内のスタッフがライバルとなり、殺伐とした空気が流れていました。

仕事も縦割りになり個々人が仕事を抱え込むようになりました。

結果

当時出来高制で働いた従業員は

全員辞めていきました。

ボーナスで会社が変わった!

従業員にとって

ボーナスは大きな楽しみです。

できれば従業員が喜んでもらえるように

たくさんボーナスをお支払いしたい。

しかしです。

ボーナスはたくさん配ればいいという

そういう問題ではないかなと思います。

大事なのは

ボーナス金額の大小ではなく

その配る方法が大事かなと思います。

現在シャイン総研では

個人別の出来高制は廃止しました。

そのかわり

会社全体の利益が出たら

その利益の4分の1をボーナスとして配る仕組みを始めています。

つまり会社全体の出来高制です。

もちろん

会社の売上と利益をガラス張りにします。

そして毎月自分たちで会社の利益を計算できるようにしています。

するとどうでしょう。

従業員一人一人が

会社の利益を意識して

仕事ができるようになったのです。

そして

「会社の利益目標を達成するにはどうするか」

の会議が毎日のように開かれるようになってきたのです。

個人別の出来高でやっていた時と

会社全体の出来高でやっている今では

会社の雰囲気が全く変わりました。

ボーナスの配り方で

会社の雰囲気がここまで変わるのかと

ビックリしています。

ボーナスで会社を元気に

今日のまとめです。

「頑張っている従業員に喜んでもらいたい。」

経営者の多くは

ボーナスはできれば出したいはずです。

ただし一方で

「ボーナス出して資金繰りは大丈夫?」

「金額が少ないと喜ばないよな・・・」

と心配する方もいると思うのです。

そんな経営者の皆様に提案です。

当社では

「数字に強くなりたい」

「社員にボーナスが出せる会社になりたい」

という経営者向けに

ボーナスから逆算した事業計画の作り方を

教えています。

今年の冬は間に合いませんが

来年の夏に向けて

「ボーナスから逆算した事業計画」

作ってみませんか?

せっかく一緒に働く仲間です。

従業員みんなが納得するボーナスを配って

会社の雰囲気を盛り上げていきましょう!