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補助金貧乏にならないために
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補助金の使い方を間違えている!?

補助金コンサルをしていて痛切に感じていることがあります。

多くのお客様が
「補助金の使い方を間違えている」
ことです。

どう間違えているのか?

簡単に申し上げると
「補助金受かれば資金繰りが楽になる」
と思っていることです。

実はこの考え方には大きな問題があります。

そこで、今回のブログでは
「補助金貧乏にならないために」
というタイトルで、補助金の正しい使い方をご紹介していきたいと思います。

補助金貧乏(事例)

実は最近
「補助金受かったけど、お金がない・・」
という事例が増えています。

【製造業A社】
自動車用部品を製造する製造業A社
ガソリン車用の部品を製造していますが
海外の工場に押されて仕事が減少。

精密加工の技術を活かして医療用の精密機器分野参入を計画しました。

ものづくり補助金1,000万円の採択を受け、1,500万の機械を銀行からの全額借入で購入。

意気揚々と機械を導入、医療用機器の製造販売に挑戦したのです。

しかしです。
本来受注を見込んでいた大手医療機器メーカー不景気のあおりを受け、精密部品の製造を社内で内製化することに・・
外注するという話は頓挫しました。

結果、仕事も増えないままに、借入返済だけが増える結果になりました。
売上が減少、返済が重くなり、現在、金融機関にリスケを依頼中です。

【飲食業B社】

夜の宴会をメインに営業していた飲食業B社。
コロナが明けてからも、夜の集客回復が見込めないと判断。
焼肉店への業態転換を図っています。

設備投資額は4500万
事業再構築補助金3000万を使いました。

銀行から4500万の融資を受けて、無事お店を開業しました。

しかしです。
補助金3000万円に対する税金が800万円発生することになったのです。

「補助金にも税金かかるんですね」
「そんなお金ないです、どうしたらいいですか?」

B社はいまあらためて税金を支払うための融資の交渉をしています。

補助金貧乏にならないために

上記の2社の事例
問題は補助事業のキャッシュフロー計画が原因と思われます。

補助金でお金を残そうと思ったら、補助金受給と一緒に、金融機関との付き合い方や節税対策など、お金を残すための総合的な対策が必要です。

だから
「補助金受かるだけでは資金繰りは楽にならない」
のです。

当社では、補助金採択に合わせて補助金貧乏にならないための計画策定を支援しています。

有料とはなりますが、補助金採択された企業様には大変ご好評をいただいております

参考までに資料添付します。

本日は「補助金貧乏」というテーマでお届けしてまいりました。

最後になりますが
補助金は会社のキャッシュフローを劇的に改善するとても良い道具だと思います。

大事なのは補助金のもらい方ではなく、補助金という道具の使い方です。

補助金の使い方をマスターして、1社でも多くのお客様が
キャッシュフローの劇的改善を実現してほしいなと思います。

本日は以上