News
経営ノウハウ / 補助金 / 助成金
借金地獄から貯金天国へ
CATEGORY

今回のブログは
「借金地獄から貯金天国へ」
というテーマでお届けします。

経営者様の多くは金融機関から借入れをされていると思います。

皆さんの会社
借入金はいくらありますか?

皆さんは
借入金は好きですか?
嫌いですか?

好きであれ嫌いであれ、経営者である以上、借入金とは上手に付き合っていかないといけません。

そこで今日は、「借金地獄から借金天国へ」というタイトルで

  • 「借入金との上手な付き合い方」
  • 「借入金が楽しくなる考え方」

について書いてみたいと思います。

借金地獄・・・

先日、飲食店を創業予定のYさんとZOOM面談をしました。

相談内容を伺ってみると、地方の景色のいい土地を買ってお店を新築する計画とのことでした。

土地代と建設費用を合わせると総額1億円を超える計画!

その金額もビックリでしたが、その1億円を全額融資してくれる金融機関があることがさらにビックリでした。

そこで私の方でZOOMの後にもし仮に1億円を借りた場合何年で返せるかを計算しました。

開業するお店の売上計画は月商500万

そこに、中小企業の平均とされる売上高に占める経常利益率5%として、何年で返せるか計算してみました。

借入金は利益から返す必要があるからです。

みなさん
いかがでしょうか?

1億円の借入を返すために売上はいくら必要だと思いますか?

以下の4つの選択肢からお選びください。

1)5億円
2)10億円
3)20億円
4)30億円

お金は借りたら必ず返さないといけません。
いくら売上を上げればいいでしょうか?

さて答えを申し上げます。

答えは3番です。

1億円の売上げを返すには
20億円の売上が必要です。

こちらの飲食店
頑張っても売上は年間6千万
20億を稼ぐためには何年かかるのか・・・

20億円÷6千万≒33年
33年かかる計算になります。

借金を返すために33年働かないといけない・・・
まさに借金地獄です・・・

借金地獄から貯金天国へ

一方で、借金地獄から貯金天国に変わった事例を紹介します。

弊社クライアント飲食店のB社
地方で5店舗の飲食店を経営していました。
相談を受けた時はまさに借金地獄

毎年売上も伸ばして利益も出ているのにお金が足らない・・・

原因は150万を超える借入返済でした。
利益が出てもお金が残らない・・・

毎年1,000万以上お金が足りない状況でした。

そこで社長と社員の皆さんで資金繰りを改善する勉強会をしました。

「なぜお金が残らないのか」
「お金が残るようにするにはどうするか」

毎月1回の勉強会を開いたのです。

するとどうでしょう。
みるみる資金繰りが改善。たった2年で貯金が出来る会社になりました。

それからさらに3年後。
コロナ感染症の緊急事態宣言の真っただ中、クライアントB社の社長から連絡をいただきました。

いやぁ
石川さん
コロナで大変ですよ。もう全店お休みしてます。

でもね
石川さんのおかげで今は現金が4億あります。

コロナで売上げ減って大変ですけどお金があるから安心です。

石川さんと会って貯金する経営を教えてもらっておいて本当に良かった。

ありがとうございます!

適正な借入をしながら投資を行い利益を上げて現金を貯金していく。

つまり
「借入金を活用した貯金天国」
理論です。

今日のまとめ:借入金は悪くない

私自身、今まで1,000社以上の会社の資金繰りの相談に乗ってきました。

資金繰りに困る経営者から
「借入金の返済がきつくて大変・・」
「もう借入金はたくさん・・・・」
という声をいただいてきました。

しかしどうでしょうか?

借入金が悪いのでしょうか?

今日の事例のように同じ1億円単位の借り入れをしても天国と地獄の会社があります。

私自身の会社も借入金があります。

私自身も借入金のおかげで事業が成長し
「借入をすることで貯金が増えた」
た経験があります。

だから弊社の勉強会では、借入金を使った5年間の貯金計画を行っています。

とても前向きで楽しい計画作りです。

借金が地獄になるか
それとも天国になるか
それは経営者のやり方次第
そう思うんですよね。

皆さんはいかがですか?

本日は以上です。

皆さんも
借入金を活用した明るい事業計画
作ってみましょう。