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過去最高の賃上げを追い風に
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政府は2022年度の最低賃金について、前年度からの引き上げ額を全国平均で961円、31円アップとの目安額を発表しました。

足元で物価高が続いている現状を考慮し、過去最大の引き上げ額、伸び率となりました。

(上位5都道府県)
東京都 1041円→1072円
神奈川県 1040円→1071円
大阪府 992円→1023円
埼玉 956円→987円
愛知 955円→986円

賃上げはこの10年で28.3%上昇

今回の賃上げは政府与党の自民党の戦略でもあります。
安倍首相が誕生した2012年秋から物価上昇と賃上げがセットとして基本戦略に組み込まれています。
2012年から賃上げ実績は以下の通りです。

全国加重平均の最低賃金
年度 最低賃金 伸び率
2012年 749円
2013年 764円 2.0%
2014年 780円 2.1%
2015年 798円 2.3%
2016年 823円 3.1%
2017年 848円 3.0%
2018年 874円 3.1%
2019年 901円 3.1%
2020年 902円 0.1%
2021年 930円 3.1%
2022年 961円 3.3%

10年前の平均賃金は749円
それが2022年には961円
28.3%も上昇しています。
10年前にこんなことを誰が予想していたでしょうか?

すごい賃上げですね。

皆さんの会社はこの10年でいくら賃上げ出来ていますか?
28.3%を上回る賃上げはできていますか?

最低賃金1300円時代がやってくる

コロナ感染症の影響を考慮した2020年を除いて毎年政府は3%程度の賃上げをしています。

これから10年、今回の3.3%ずつ賃上げをしていくとどうなると思いますか?

シミュレーションした結果はこうなります。

年率3.3%で上昇の場合
年度 最低賃金 伸び率
2022年 961円
2023年 993円 3.3%
2024年 1025円 3.3%
2025年 1059円 3.3%
2026年 1094円 3.3%
2027年 1130円 3.3%
2028年 1168円 3.3%
2029年 1206円 3.3%
2030年 1246円 3.3%
2031年 1287円 3.3%
2032年 1330円 3.3%

10年後の2032年には最低賃金1,330円の時代がやってきます。

それだけではありません。

これからの中小企業は人材不足が深刻化されると言われています。
最低賃金で募集しても人は集まらない・・・

そういう時代です。
つまり最低賃金プラスアルファがなければ良い人材は集まらないと思います。

時給1,300円でパートを募集(X社)

さて、都内でサービス業を営むX社
時給1300円でパートさんを募集しています。

求人広告12万円をかけて、厳選して4名を採用しました。

パートさんは全て有名大学卒業
その後大手企業に就職
正社員として経験を積んでこられた優秀な方。

子育てを機にパートの仕事を探している方です。

そしてその4名のスタッフの皆さんに通常正社員がやっている仕事をドンドン任せています。

X社の求人担当のSさんはこう話します。

正社員を採用しようと思ったら
50万かけても1人とれるかどうか・・・

しかも採用したスタッフも
戦力になるまでに1年以上かかります。

それと比較してパートさんは
1人当りの採用コストは2~3万円

上場企業で仕事をしていただけあって
ビジネスマナーも仕事の進め方も素晴らしい。

時間は短くてもしっかり仕事をしてくれます。
本当に助かっています。

これから秋にかけて
もう5名くらい増やそうと思っています。

過去最高の賃上げを追い風に

これから10年
おそらく賃上げは続くでしょう。

そして一方で少子高齢化がさらに加速
人材不足がさらに深刻化するでしょう。

今までのやり方で何も変えずに仕事を続けるだけでは中小企業はドンドン経営が厳しくなっていくでしょう。

ではどうしたらいいか・・・

過去最高の賃上げを追い風にする働き方改革をすべきかなと思います。

どうやったら生産性が上がるのか
生産性

働き方を改革して1人当りの生産性を向上する

1人当たりの生産性を向上して賃上げを追い風にする財務状況を作る。

それがこれからの中小企業の差別化戦略になると思います。

過去最高の賃上げを追い風にしましょう!

今回は以上