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中小企業庁公開、補助金採択ランキング
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今回は補助金採択率の話をしたいと思います。

事業再構築補助金という補助金があります。
1社最大1億円の補助金がもらえる!
コロナ禍で売上を落とした企業の事業再構築を支援する補助金です。

こちらの補助金は必ず認定支援機関という第3者の支援が必須となっています。

認定支援機関に登録する企業は、地元の商工会、商工会議所、銀行、信用金庫、税理士、行政書士
そしてコンサル会社などです。

全国で38,000を超える認定支援機関が事業再構築補助金を支援することができます。

今回は
「補助金のプロをランキング」
と題して

事業再構築補助金100者超の採択支援を行っている認定支援機関をランキングしてみました。

認定支援機関別ランキング

今週、中小企業庁の認定支援機関検索のページが更新されました。

事業再構築補助金5次締切の結果が
更新されています。

採択支援実績数トップ10を調べました。

1位 京都信用金庫 464件
2位 商工中金 416件
3位 名古屋銀行 355件
4位 京都中央信用金庫 322件 
5位 八十二銀行 318件
6位 大阪信用金庫 311件
7位 北洋銀行 298件
8位 京都銀行 297件
9位 池田泉州銀行 281件
10位 千葉銀行 271件

金融機関が軒並みトップ10を独占しています。
特に目立つのが関西勢です。
京都と大阪でトップ10のうち5つを占めています。

関東は千葉銀行のみ。
関西の金融機関さんが頑張っているのか?
それとも関西の中小企業さんが頑張っているのか?

素晴らしいですね。

支援機関は金融機関がいいのか?

地方に行くと、中小企業の社長からこんな言葉を聞きます。

「補助金なら地元の金融機関が受かりやすいよ」

支援数トップ10が全て金融機関が占めていることからそうした言葉が出てくるのでしょう。

しかしどうでしょうか?
本当にそうでしょうか?

ちなみにトップ3の金融機関の採択率を調べてみました。

1位 京都信用金庫 
  申請940件 採択464件 採択率49.36%

2位 商工中金
  申請884件 採択416件 採択率47.06%

3位 名古屋銀行
  申請660件 採択355件 採択率53.79%

採択率はだいたい50%前後。
受かるか落ちるかは半分半分という感じです。

採択率は決して高い方ではありません。

採択率が高い支援機関は??

補助金申請を頼むなら採択率が高い支援機関に頼んだ方がいい。

ということで採択支援率を集計してみました。

認定支援機関のなかで採択率の高いトップ10を集計してみました。

1位 シャイン総研
 申請168件 採択120件 採択率71.4%

2位 ゼロプラス
 申請293件 採択198件 採択率67.6%

3位 石川県産業創出支援機関
 申請166件 採択108件 採択率65.1%

4位 豊橋信用金庫 
 申請173件 採択111件 採択率64.2%

5位 碧海信用金庫 
 申請254件 採択153件 採択率60.2%

6位 エフアンドエム
 申請189件 採択113件 採択率59.8%

7位 フロウシンク
 申請173件 採択101件 採択率58.4%

8位 中国銀行 
 申請365件 採択209件 採択率57.3%

9位 長野信用金庫
 申請187件 採択105件 採択率56.1%

10位 第四北越銀行
 申請361件 採択196件 採択率54.3%

今日のまとめ

今日は認定支援機関の申請支援数や採択率をまとめてみました。

認定支援機関によって料金やサービス内容に大きな違いがあります。

着手金の金額や成功報酬の額も大切ですが、それ以上に大切なのはサービスの質をしっかりと見極めること。

今回ご紹介する検索サイトは、認定支援機関のサービスの質を見極めるのに一つの情報源になると思います。

ぜひ皆さんのお知り合いの金融機関、会計事務所、コンサル会社等を比較してみてください。

今回は以上