目からウロコの経営改善第2弾
「時間軸」についてお話したいと思います。
「時間軸での経営改善」と聞いて皆さんはどんなイメージを持ちますか?
今日はシャイン総研の事例で「時間軸での経営改善」を紹介します。
早割で経営改善
シャイン総研の主力業務は補助金申請サポートです。
補助金は年に2回から4回の締切りがあり締切1か月前になると仕事が山積みになって残業の毎日が続く・・・・
そういう毎日が続いていました。
「このままではいけないな・・・」
そこで一昨年からこの状況を打開しようと早割を導入しました。
早期にお申し込みをいただければ着手金を5万円お値引きするという戦略です。
通常20万円を5万円引きの15万円にしました。
単純計算で25% 引きです。
そして結果はどうなったか
早割で着手金の売上は減りましたが申請件数が1.5倍になりました。
早割導入前は1回の申請で40件が限界でしたが最近では60件まで増えました。
成功報酬は変わらないため売上はほぼ倍増することができました。
そして何よりも社員の残業が以前より大きく減少しました。
「早割による経営改善」
当社にとってはとても良い効果がありました。
休日増やして経営改善
2つ目は社員の休日を増やしたことです。
シャイン総研では毎月第4金曜日をプレミアムフライデーとして午後を休日にしています。
9時出社の人も13時まで仕事をしたら午後は休みになるのです。
もう今年で5年目になります。
社員の評判も上々です。
休日を増やすことがなぜ経営改善になるかと言いますと求人時に福利厚生面で他社より評価が上がりいい人材がとれるようになったからです。
応募してくる社員の質が大幅に向上しました。
厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査」によると、労働者1人あたりの年間休日数の平均は115.3 日1企業あたりの平均は107.0日と発表されています。
それに対して当社の年間休日は126日です。
求人サイトを運営するマイナビ転職のサイトで調べてみました。
全部の求人企業17,741件のうち「年間休日120日以上」で検索すると9,607件がヒットします。
つまり全体の54.1%の企業が120日以上の休みをPRしています。
次に私は「年間休日126日以上」で検索してみました。
するとたった34件になりました。
全体の0.2%です。
120日以上は全体の54%
126日以上になると全体の0.2%
全然変わることがわかりました。
求人サイトの担当者に聞いても
「年間休日126日の中小企業は見たことがない。」
とお褒めいただきました。
少なくとも休日の数ではシャイン総研は中小企業のトップ1%になっていると思います。
人材不足の今日において若い人の多くは仕事以外の自分の時間を大切にしています。
今後伸びる会社の1つの戦略として休日の数を増やす戦略はとても良い作戦だなと感じております。
時間軸で経営を変えていく
少子高齢化が進み人口減少の時代になりました。
何かしら差別化要因がないと良い人材を採用するのは難しくなっていくでしょう。
皆さんの会社はいかがでしょうか?
まずはプレミアムフライデーからでもいいと思います。
時間軸による経営改善に挑戦してみませんか?