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WBC優勝 栗山監督に学ぶ!人材育成のコツ
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こちらの記事を書いている昨日がちょうどWBCベースボール決勝戦 でした。
素晴らしい試合でしたね。
感動しました。

MVPは投打に大活躍した大谷翔平選手が選ばれました。
確かに大谷翔平選手は凄かった。

でも本当のMVPは
その大谷選手の二刀流を育てた
栗山監督ではないか!
思っています。

栗山監督の素晴らしいところは
徹底して選手を信じること。
経営者に置き換えれば「徹底して社員を信じること」

今日のブログでは
栗山監督の「選手を信じる」という部分に焦点をあてて
書いてみたいと思います。

誰もがやらない!だからやる!

今から11年前の2012年
当時の日本ハムの監督だった栗山さんは
大リーグを希望していた大谷翔平選手を
単独で指名します。

誰もが耳を疑う指名でした。

なぜなら当時の大谷選手は
プロ志望届を出したものの、

その後
「米球界入りを目指すから指名されても断る」
と表明。

事実上ドラフト候補からは外れたものと
見なされていたからです。

しかし、
日本ハムファイターズだけまさかの1位指名。

実際、
指名直後の大谷翔平やその両親の反応は
否定的なものだったようです。

これに対しファイターズ球団は
パワポ資料を作成、
栗山監督が直接説得に岩手まで
何度も足を運んで大谷一家に猛アピール。

①米球界で成功するには日本でキャリア形成をしてからの方が有利
②投手と野手の二刀流に挑戦してくれて良い
③球団として米球界入りも二刀流も全面的にバックアップする
というのがアピールの柱だったようです。

日本のプロ野球チームで
“米球界入りと二刀流を全面支援する”
と宣言したのは後にも先にも日本ハムだけです。
それを支持したのは当時の栗山監督です。

栗山監督はおそらく
周りの解説者、球団関係者みんなから
「二刀流なんて無理だ」

と言われたはずです。
実際にテレビ解説の評論家の多くの人は
二刀流に否定的でした。

でも栗山監督は
誰が何と言おうとも
「おまえなら絶対にできる」

と大谷選手を鼓舞し続けました。

それから10年が経ちました。

今や大谷選手は二刀流で活躍する世界のスーパースター。
その実績は世界一と言ってもいいと思います。

その世界一になれたきっかけは
日本ハム時代に二刀流の経験があったからだと
私は思います。

そして

栗山監督がいなければ
日本のプロ野球で
二刀流としてのキャリアは積めなかった。

だから大谷選手にとっては
栗山監督はおそらく恩人です。

栗山監督の選手を信じる力
脱帽ですね。

あなたの会社は信じていますか?

会社に置き換えると
監督は社長、選手は社員です。
経営者の皆様はいかがでしょうか?
監督である経営者の皆様
選手である社員の皆さんを
どこまで信じて鼓舞して上げていますでしょうか?

たまに経営者様のなかで

「業績が悪いのは社員が辞めたから」
「社員が思うように動いてくれない」

と愚痴をおっしゃる方がいらっしゃいます。

残念ながらその光景は
選手を信じていない監督と一緒かなと思います。

本当に素晴らしい経営者とは
どこまでも社員を信じて
社員を鼓舞し続けられる人なんだろう!

栗山監督を見ていて
そんな言葉が頭をよぎりました。

最後になりますが
私も経営者として社員を信じて社員を鼓舞し続けられる
そういう経営者を目指したいなと思いました。

どこまでも社員を信じて
どこまでも社員を鼓舞し続ける!

そんな経営者を目指して
頑張って行きましょう。