梅雨が明けたと思ったら、雷雨や土砂降りが各地でおきています。
異常気象ですね。
ここのところ毎年のようにどこかで災害がおきています。
被災された皆様ならびにご家族の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
景気が異常気象
さて、天候同様に景気も異常気象が続いています。
安倍政権誕生以来、約6年続いた好景気(アベノミクス景気)は2018年11月で終わったとされています。
それから3年半が経ちます。
景気が終わったら不景気が来る。
本来であれば今頃は不況の真っただ中のはずです。
しかしどうでしょう。
好景気は終わったにもかかわらず、株価は今年初めに3万円台を突破しています。
不景気なのに株価が上がる。
まさに景気も異常気象
これはなぜなのか・・・
いつまでこれは続くのか・・・
しかし、価は上がったら必ず下がる。
永遠に上がり続けることはありません。
「もうそろそろ下がるな」と思うのは私だけではないと思います。
不況の足音
ここ数か月、不況の足音があちこちから聞かれるようになりました。
皆さんは聞こえていますか?
不況の足音・・・
まずは円安です。
円は1ドル138円を突破しました。
1年前は1ドル110円前後でしたから、およそ25%の円安になっています。
円安で輸入に頼らざるを得ない
ガソリンや資材、食材がどんどん高騰しています。
例えば
ガソリン価格は140円→170円に上昇
全日本トラック協会が発表する景況感は
▲52.1%の見通しです。
▲52.1%は東日本大震災の時と同等です。
不況の足音が聞こえています。
不況は必ずやってきます。
あなたの会社は不況の準備は万全ですか?
不況になる前から不況の準備を考えておくことです。
不景気にやってはいけないこと
ここで、コンサルタント業界で不景気でやってはいけないと言われていることを少し紹介します。
①景品付、キャンペーン売り出し
→値引きをすると売上単価がさがる。
→景品付けると粗利単価がさがる。
②新規顧客獲得のための広告宣伝
→新規顧客開拓が一番コストかかる。
→不景気の時には費用対効果が悪化する。
③人員削減、給料削減
→有能な社員から辞めます。
→残った社員もモチベーション下がる。
④仕入先への値引き交渉
→仕入する商品の品質が下がります。
→顧客の満足度低下の原因になります。
⑤本業以外の事業に手を出すこと
→人、モノ、カネすべてを新しくそろえる必要あり
→よほど経営に余裕がない限り事業化は難しい
みなさんどうでしょうか?
不景気(売上げ不振)になると安売りキャンペーンとかやっているお店ありますよね。
やってはいけない典型です。
また売上げ不振だからといって本業以外の新しい事業に挑戦する会社ありますよね。
これもやってはいけない典型です。
皆さんの周りにこう言う会社ありませんか?
不景気にやるべきこと
次に不景気(売り上げ不振)の時にやるべきことです。
①資金調達(向う1年先まで)
→固定費の1年分の現金を持つ。
→お金に余裕ができ本業に集中できる。
②商品管理・在庫管理の見直し
→商品とサービスの選択と集中。
→儲かる商品の仕入強化で利益改善。
③働き方の見直し(労働時間短縮)
→給料削減ではない、労働時間の削減。
→1時間かかる仕事を50分で!
④売り方の見直し(得意客のばし)
→得意客は顧客獲得コストゼロ。
→得意客の購買を増やす取り組みへ。
⑤賞与の見直し(決算賞与導入)
→社員に資金繰りを公開。
→利益が出たら社員に4分の1を還元。
→みんなで利益を追求する会社に!
不景気にやるべきことはぜひ不景気になる前に導入を検討してみてください。