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休みを増やして利益を上げる
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今回のメルマガでは

「休みを増やして利益を上げる」

という事例について
書いてみたいと思います。

ふつうは逆ですよね。

休みを減らして
お店を開けて
営業時間を増やして
利益を上げようとしますよね。

「業績をもっと良くしたい」
「利益をもっと増やしたいな」

という社長はぜひ読んで欲しい内容です。

日曜は全店休業!米国NO1のファーストフード店

アメリカのファストフード店で
「チックフィレイ」というお店があります。

アメリカでは大人気のチェーン
全米で2,700店舗を展開しています。

なんと1店舗平均売上は5億円を超え、マクドナルドの2倍以上を売り上げています。

そしてこのお店の最大の特徴は、飲食店が一番稼げる日曜日が休みだということ。

日本の飲食チェーンでは考えられませんね。

最も売上の稼げる日曜日に休んでいるのに
ダントツの売上を上げることができるのはなぜか?

このようなビジネスモデルが実現できるのは顧客の満足度が高いからです。

全米のファーストフード・チェーン顧客満足度調査
3年連続でチックフィレイが1位に輝いています。

また2019年度版ブランド親密度ランキングでも、
37.4%のマクドナルドや
42.4%のスターバックスを引き離して、
54.7%で飲食業部門では堂々の1位を獲得。

総合でも飲食業としては唯一のトップ10入りを果たし、ナイキ(50.9%)やグーグル(50.2%)よりも高スコアをマークしています。

休みを減らすカフェのBさん

日本ではどうでしょうか?

コロナ感染症で売上を減らしている飲食店はその多くの店が休みを減らして営業時間を増やしています。

事例を紹介します。
事業再構築補助金を使って業績回復を目指す飲食店経営のBさん

こんなコメントをいただきました。

石川さん

コロナが明けてようやく
売上が月200万を超えるようになりました。

あと50万上げて250万にしたい。

なので
来月から営業時間を伸ばそうと思っています。
夜の10時閉店を12時閉店まで伸ばして
売上を増やそうと思っています。

もう一つ
今は水曜日を休日にしていますが
水曜日もお店を開けようと思っています。

何とかお店を開けて
売上を250万にしようと思っています。

飲食店のBさん
コロナの影響で売上が半分になりました。
確かに売上を戻したい気持ちはよくわかります。

しかしです。
営業時間を深夜まで伸ばして休日を営業日にすると人件費や水道光熱費、食材のコストがかかります。

果たして50万の売上を稼いでいくら利益が残るのでしょうか?

営業時間を伸ばすと社員の残業時間が増えるはずです。

交代で休みを取ると言っても人が集まらないと休みは取れません。

従業員の労働環境は確実に悪化します。
労働環境が悪化すると優秀な人材から離れていきます。

果たしてそれで飲食店の経営は大丈夫なのでしょうか?

心配です・・・・・・・

休みを増やして利益を上げるペットの美容室

都内でペットの美容室を経営するIさん
「社員の休日を増やす作戦」で業績を大きく伸ばしています。

ペットの美容室業界
平均休日は月8日だそうです。

それに対してIさんのお店
休日は月11日です。

月平均30日のうち11日が休日
月の3分の1がお休みです。

お給料はどうかというと

  • ペットの美容室業界の平均が22万円
  • それ対してIさんのお店は平均28万円
  • 休みが同業他店の1.375倍
  • 給料も同業他店の1.2倍

結果どうなったか???

都内で働く優秀なペットの美容師がドンドン転職してくるようになりました。

今では店舗を4店舗まで拡大
海外展開も始めています。

今回のまとめ

休みを増やして利益をあげる!
そのコツは従業員満足度にあります。

皆さんの会社はいかがでしょうか?

ペットの美容室のIさんのように
同業他社の1.2倍以上の
お休みとお給料
目標にされてみてはいかがでしょうか?

同業他社が
「当社にはマネできない!」
という労働環境を作ってみませんか?

人材不足の時代の中で利益を出し続ける最大の秘訣は
「労働環境で同業他社と差別化する」
ことかなと思います。

今回は以上です。