最近、融資の相談が続いています。
といいますのも実は、事業再構築補助金の支援先で
「補助金受かったけど融資が出ない」
という相談を受けているからです。
補助金は皆さんご存じのようにキャッシュバック方式です。
先に自己資金でお金を使ってから後で補助金が戻ってきます。
自己資金が足りない場合は金融機関から借入をして払います。
しかしです・・・
補助金の採択通知をもって金融機関に融資を申し込んで断られるケースが増えているのです。
補助金と融資は180度違う・・・
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本来政府は金融庁を通じて、補助金が採択された企業には融資協力するようにという指示を出しています。
しかしながら、実際に金融機関に行ってみると融資を受けられないのです。
金融機関の断り文句は共通しています。
「新事業の前に既存事業を立て直してほしい」
金融機関からすれば
ということなのです。
一方で補助金事務局は
「今までと違う新しい事業に挑戦しましょう」
というタイトルで補助金を募集しています。
つまり
新しい事業に挑戦して欲しい
見方が正反対になるのです。
わかりやすく図にすると以下のようになります。
補助金採択を受けて金融機関に交渉する人は気を付けてください。
金融機関と戦います
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残念ながら金融機関の担当者の多くは、事業再構築を積極的に応援する体制にありません。
だから補助金が受かっても応援してくれるとは限りません。
既存事業の赤字を解消してよ
という姿勢です。
だから
私たちシャイン総研は
クライアント企業と共に
金融機関と戦います。
なぜなら、金融機関から融資が出ないと
補助金がもらえないばかりか事業を立て直す糸口がなくなります。
結果どうなるか・・・・
会社は立ち行かなくなります。
社長は自己破産になってしまうかもしれない。
会社の命運がかかっているのです。
だから一緒に戦います。
新潟県に神奈川県、今月は熊本県の金融機関と戦う予定です。
金融機関は過去最高益!?
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全国銀行協会の発表によると
2021年の全国110行の貸出金残高は
前年度末比1.2%増の543兆5,919億円。
多くの金融機関の融資部門は過去最高益を更新しているはずです。
今こそ金融機関は中小企業を助けるための新しい支援制度を確立すべきではないのかな。
私はそう思いますが
皆さんはいかがでしょうか?
私は決して金融機関と喧嘩をしたいのではありません。
金融機関はもっと中小企業に寄り添った体制に変わる必要があると思っているだけです。
「本当にあるべき金融支援の姿」を金融機関と一緒に追求していきたいと思っています。
皆さんの身の回りで
金融機関の対応に困っている人がいたら
このブログを転送して上げてください。
今回は以上です。
既存事業の赤字を解消して欲しい