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融資の裏技:借り換えのススメ
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物価高騰が続いています。

ガソリンスタンドの燃料代に

電気料金やガス料金も値上げに

建築資材の仕入れに加え人件費も高騰

どんどんコストが上がっています。

コストが上がると支払いが増えます。
売上が一緒でも支払いが増える。

結果

手元の現金がどんどんなくなっていきます。

そこで今日のブログではお金を手元に残す情報をお届けします。

題して「融資の裏技:借り換えのススメ」です。

借り換えのススメ

今週初めに

飲食店を3店舗経営するYさんとZOOM面談をしました。

店舗は月平均200万円近くの赤字

借入返済が毎月80万円・・・

今期7か月で2000万の手元資金がなくなっていました。

Yさんにこう提案しました。

Yさん
来週銀行に新店舗出店の融資の相談に
行かれるとおっしゃってましたよね。

決算書見る限り7か月で
2000万のお金がなくなっています。

融資を受けると同時に融資の借り換えを
検討してはいかがでしょうか?

するとYさんから

こんな返答が来ました。

石川さん

質問しても良いですか?

銀行に対して

借り換えをこちらから言うのは大丈夫でしょうか?

新規の融資に影響しないのでしょうか?

返済を見直すと新規で借りられなくなると聞いているので・・・・・

大丈夫ですかね??

飲食店のYさん

税理士やコンサルの方から

「リスケをすると借入できなくなる」

ということを言われているため、今回の借り換えがリスケではないかと心配されての質問でした。

皆さんはいかがでしょうか?

リスケと借り換え

違いはわかりますか?

リスケと借り換えは180度違う

「リスケではないか」と心配するYさんに私はこうお答えしました。

Yさん

Yさんが心配されているのはリスケのことかなと思います。

ご安心ください。

リスケと借り換えは180度違います。

リスケとは「リスケジュール」といい、金融機関から過去に借りたお金の「返済を止める」という処理です。

この処理をしてしまうと

新規の融資はほぼ100%不可能になります。

それに対して借り換えとは金融機関から過去に借りたお金を「一本にまとめる」手続きをいいます。

「返済を止める」

のではなく

「借入を一本にまとめる」

という処理です。

だから借り換えをしたからと言って融資が出ないということはありません。

ご安心ください。

融資の裏技:借り換え事例

シャイン総研ではクライアント企業の皆様に「借り換えのススメ」を提案しています。

事例をいくつか紹介します。(一部実行待ちの案件もあります)

①旅行業A社

月72万→月2万(▲月70万)

同時交渉で新規融資1億円

②野菜小売業B社

月247万→月36万(▲月211万)

同時交渉で新規融資1億1千万

③ワイン卸小売業C社

月96万→月45万(▲41万)

同時交渉で新規融資5,500万

借入金の返済を軽減しながら
5, 500万~1億1千万円の新規資金を調達しています。

借り換えはリスケと違って、月々の返済を軽減しながら新規資金調達に挑戦できるとても便利な方法です。

借り換えとリスケは180度違います。

今日のまとめ

私自身、年間で数百社の企業の決算書を拝見しています。

「借り換えしたほうがいいのになぁ」

と思う会社が半分以上あります。

しかし

その経営者の多くは金融機関の借り換えの制度を利用されておりません。

一番の原因は

金融機関が教えてくれないから。

本来であればお金を貸す専門家の金融機関が教えてあげるべきだと私は思っています。

しかし現実はそうはいかない。

借入は自己責任です。

借り換えの提案は経営者自らが提案すべきです。

コロナや原価高騰で思うように利益が出ない会社は絶対に利用したほうがいいと私は思っています。

詳しいことが知りたい。
自分の会社も相談したい。
という方は
お問い合わせフォームに問い合わせください。

借り換えプランを一緒に考えます。