今日のブログでは
「日本一強いチームを育てる」
というテーマで書いてみたいと思います。
駒澤大学が駅伝3連覇を達成
2023年1月2日・3日に行われた箱根駅伝
今年は駒澤大学が優勝しました。
駒澤大学の監督は
「熱血指導」で有名な大八木監督です。
今年の優勝の陰には大八木監督自らの努力があったことを
報道した記事がありました。
アマチュアスポーツの監督は中小企業の経営者に通じるものがあります。
ここで報道の記事を紹介します。
(致知出版社記事より抜粋)
(前略)
――指導者人生の中で最大の試練は何でしたか?
〈大八木〉
(駒沢大学陸上部のコーチに就任して)4連覇の後、
2008年にも箱根で総合優勝をしました。
ところが、
連覇のかかった翌年に何と13位となり、シード落ちを経験したんです。
あの時が一番辛かったですね。40代半ばで4連覇を達成し、40代最後の年を優勝で締め括ることができたので、50歳を過ぎた頃から
「もうこの程度の指導をしていれば大丈夫だろ」
という感じで、知らず知らずのうちに安定志向に入ってしまったような気がします。
2回目のシード落ちをした時に、このままでは本当にダメだなと。自分の指導に対する情けなさ、歯がゆさをつくづく感じました。
本気になって情熱を注いでやっていなかった
自分自身のあり方を反省しまして、60歳を機にもう一回原点に返って自分を変えようと決心したんです。自分の中でこのままでは済ませられない、選手たちに申し訳ないという思いがありました。
箱根を優勝したいがために駒澤に来てくれているんだから、彼らの夢を叶えてあげたい、喜ばせてあげたい。そのために俺は指導しているんだと。
そう言い聞かせながら、覚悟を決めて再スタートを切りました。体はきついんですけど、昨年4月から朝練での自転車の並走を再開しました。
毎朝13キロの走り込みをしている選手の横に自転車でついていって、「おまえ、もうちょっとペース上げろよ」
なんて言いながら、一人ひとりの選手に寄り添って指導していったんです。
(後略)
熱意が人を変え、チームを変える
大八木監督は現在64歳
監督になって26年目です。
60歳にして自分を変える決意をし自分を変えることでチームを変えた。
素晴らしいなと思いました。
中小企業の経営者にも通じるものがあるなと思いました。
私自身
仕事柄、多くの経営者から人の悩みを聞きます。
「最近の若い者は考えていることがわからない」
「今の若い人にはハングリー精神がない」
しかしどうでしょうか?
一方で大八木監督は60歳にして自分を変える決意をし18歳から22歳の若者のやる気を奮い立たせて「駅伝三連覇」という素晴らしい結果を出しました。
若者を奮い立たせる大八木監督と
若者をダメだしする経営者との違い
何が違うのでしょうか・・・・
私はそこに
「熱意の違い」があるのではないかなと思います。
熱意をもって若者と一緒になって汗をかくそれが若者を惹きつけるリーダーの魅力ではないかな。
そう思いました。
現場で社員と一緒に汗をかく
今日のまとめです。
2023年
中小企業にとっては
原価高、人材不足、景気悪化などなど
試練の年になるかもしれません。
今年こそ
経営者の真(しん)の力が試される
そういう年になるのかなと思います。
私自身も経営者として
大八木監督のように
「原点に帰って自分を変える努力」
に挑戦していきたいなと思します。
皆さんもぜひ
自分を変え、会社を変える
挑戦の年にしましょう。
今回は以上です。