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創業1年目の大失敗
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経営者の皆様、おはようございます。

ここのところ、創業1年前後の経営者からの

お金の相談が増えています。
 
 
昨日も創業1年半・・

思うように顧客が増えずに資金が厳しくなった経営者の相談を受けました。
 
 
「思うようにお客様が増えない」

「思うように社員が集まらない」

「思うように資金が回らない」
 
 
そんな失敗がたくさん起きるのです。

こうした相談は事業再構築補助金で新しい事業を立ち上げる経営者も一緒です。
 
 
そこで今日は

「事業立上時のお金の話」

を紹介したいと思います。
 

創業1年目の大失敗

私が開業したのは今から11年前、2012年の3月でした。

事業計画もしっかり作って

準備万端で創業したつもりでした。
 
 
1年目の事業計画は確実なところで年間売上4500万円

社員2名を雇用しても余裕で利益が出る計画でした。
 
 
しかしです。
 
 
結果は無残でした。
 
 
売上は目標の半分にも届かない・・・

人件費も含めた毎月の固定費は200万ちょっと。

資本金の500万は創業半年でなくなりました。
 
 
「来月の社員の給料が払えない・・・」
 
  
今でも覚えています。

出張先の大阪梅田のATMで

個人で100万円のキャッシングローンをして

社員の給料を払いました。
 
 
冷や汗の連続でした。

しかし私の会社はつぶれることなく

何とか1年を乗り切ることができました。
 
 
それは800万円の融資と500万円の補助金があったからです。
 
 
800万の融資を10月に受け、その後補助金500万を受け取ったことで

何とか1年目を乗り切ることができたのです。
 
 
今振り返ってみると、補助金と融資が無かったら

私の会社はおそらく倒産していました。

お金のコンサルをする立場の人間でありながら本当にお恥ずかしい話です(笑)

事業を立ち上げる皆様へ

事業を新たに立上げる皆様へ

1年目は本当に大変です。

どうやって1年目を乗り切るか!

最も大事なのはお金です。

ここで私が考える

創業時の必要なお金の準備法をご紹介します。

6か月分の運転資金を準備する

私がお勧めするのは

「6か月分の運転資金を準備する」

ことです。
 
 
「運転資金」とは

「企業が事業を行うために必要な資金」

商品の仕入、従業員の給与、広告などの

売上に関わらずに発生する費用のことです。

特に事業立上1年目の方は

毎月かかる固定費をイメージします。

  • 人件費
  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 広告費
  • 通信費その他経費

例えば

社長の給料も入れて毎月200万かかるなら

年間で2400万の運転資金がかかります。

その場合少なくともその半分

1200万の現金を準備することをお勧めします。

現金が1200万あれば

多少上手くいかなくても1年は持つでしょう。
 
 
事業再構築で

新しい事業を立ち上げる人も同様です。
 
 
運転資金が潤沢にあれば

どんなトラブルが起きてもお金の心配をせずに

自分のやりたい仕事を1年間貫き通すことができます。
 
 
私もそうでした。
 
 
運転資金があったおかげで

会社を続けることができました。

運転資金の融資は開業前が原則!

皆様の周りで

脱サラして創業する方

事業再構築で新しい事業を立ち上げる方に

この運転資金の考え方を

教えてあげてほしいと思います。

なぜなら

運転資金の融資の審査は

創業前が一番有利だからです。

創業して半年でお金が無くなってからでは遅いのです。
 
 
だから皆様の周りで

創業や事業再構築を考えている方がいたら

「運転資金は大丈夫?」

と教えてあげてください。
 
 
運転資金があるかないかで

その方の事業の命運が決まるかもしれません。
 
 
 
最後になりますが

当社では創業支援者向けの

創業支援パックというサービスを提供しています。

着手金は5万円~

これから創業を考えている方

または創業5年目以内の経営者の

お金の悩み解決をお手伝いしています。

今回は以上