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株式会社サンワールド九州 代表取締役 猿渡 和雄
コインランドリーの新事業に補助金4千万、融資1億円
熊本県を拠点とし、全国に旅行業を展開。県内顧客は6000名を超え、事業は順調に拡大を続けたが、コロナ禍で売上高が激減。親族の紹介でコインランドリー事業に参入した。補助金制度で投資資金を得るため、シャイン総研に経営コンサルティングを依頼。経営改善計画を示し、地元の金融機関から融資を受けることができた。
なぜ、補助金制度を利用しようと思ったのですか?
コロナ禍で旅行業の経営が成り立たず、新規事業として親族も手掛けているコインランドリー事業を選びました。事業開始には補助金ありきですから、サポートしてくれる経営コンサルティングを探し、シャイン総研さんに相談しました。「東京の経営コンサル会社」は敷居が高いイメージでしたがすぐに返信してもらい、オンラインはもちろん、熊本にも2回もヒアリングに来てくれました。難しい言葉を使わずにわかりやすく教えてくれましたし、土日も仕事の領域を超えて対応してくれました。畑違いの事業に進出するのですから経営コンサルの支援は欠かせません。補助金制度活用を迷っている中小企業の皆さんも事業継続をあきらめずにトライしてみてほしいと思います。
経営改善計画における金融機関の審査はいかがでしたか?
補助金制度は「経営改善計画策定支援事業」(通称:405事業)を活用し、シャイン総研さんに経営改善計画を立ててもらいました。これがなければ金融機関の融資は受けられませんでした。金融機関も経営コンサルのサポートを要求してくるので、経営改善計画がなければ相手もしてくれません。私は毎年、メインバンクに決算書を持参して説明していたので、こうした真摯な姿勢は信用保証協会からも評価されました。ただ、コインランドリー事業の初期投資は高額になるので、すんなりと受け入れてもらったわけではありません。むしろ当初は難色を示されて、「1億円超はありえません」「何回来ても答えは同じです」などとも言われました。競合他社や地域性などデータを集め、半年以上かかってようやく審査が下りました。「砂を噛むような思い」とはこのことで、交渉期間中は何を食べても味すらも感じませんでした。わざわざ熊本まで足を運んでフォローしてくれたシャイン総研さんに感謝しています。
キャッシュフロー経営講座の感想を教えてください。
シャイン総研さんには週2回、朝8時からキャッシュフロー経営講座を開いてもらい、「MQ会計」に基づくキャッシュフロー経営を学びました。言葉は知っていても意識したことはありませんでしたが、学んでみると例えば「半額セール」の効果や法則、戦略がわかります。また、私は「信用第一」をモットーに未払いのないよう買掛金はすぐに支払っていましたが、キャッシュフロー経営においてこれは間違いだということを教えてもらいました。信用がある程度あるなかでは現金はなるべく手元に残しておく必要性を学び、MQ会計からは原価を常に意識するようになりました。税理士とやりとりする決算書は言わば通信簿であって、経営の本質的な数字は別のところにあります。今はオンラインを活用すればどこでも学べる環境ですので、経営講座を糧として数年後には借金を全部返済し、無借金経営を目指します。