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株式会社グッドエイジングカンパニー 代表取締役 大井 義友
肌感覚から数字の経営へ:キャッシュフロー経営講座の体験談
日本初の無カビ熟成肉専門レストランの「ダ・ブッチャーズ」をはじめ、熟成肉を活用した食肉加工、ベーカリー、フィットネスなどの事業を幅広く手掛ける。多店舗展開と新規事業の拡大に伴い売上は伸びる一方で利益が減少したため、シャイン総研の「キャッシュフロー経営講座」と「飲食サポート」を利用した。
なぜ、キャッシュフロー経営講座を利用しようと思ったのですか。
会社は創立8年目になりますが、キャッシュフローまでは管理していませんでした。私の性格上、そこまで数字を見ながらの経営はせず、現場に入って状況を肌感覚で感じながらここまでやってきました。しかし、3店舗を経営しながら食肉加工の製造業にも乗り出したあたりから売上は数字を出しているのに利益の方が思うように上がらなくなりました。1,2店舗までの頃は肌感覚で「きっと、ここがまずいんだろう」とあたりをつけて改善に取り組んできましたが、事業が拡大すると目が行き届かないことが増え、経営判断が鈍り、改善ポイントが見えにくくなります。私を含めた幹部3名でキャッシュフロー経営講座を受講し、「数字の見える化」に取り組みました。
キャッシュフロー経営講座を受講した感想を教えてください。
それまではキャッシュフローに対して、「単純なお金の流れ」のようなイメージでしたが、学んでみると粗利の仕組みや割引セールの恐さなど経営に関する様々なテクニックがあることを知り、利益に対する意識が変わりました。これまでは売上を一番に考えていましたし、従業員に対する利益還元もどんぶり勘定なところがありました。「人は宝」なので感謝の意味も込めて高い報酬を与えることもありましたが、報酬は感情に左右されるものではなく、利益の根拠に基づいて決めなくてはいけません。設定した目標に取り組み、それをクリアすれば見合ったものを還元する報酬体系の明確化ができました。3人で受講したのも大きく、創業時のように私1人では全部を見ることはできません。私たちの間では「キャッシュフロー」「MQ会計」などの言葉が普通に交わされ、経営に対する共通言語として意識できるようになりました。今後は従業員ひとりひとりにも広めていきたいと思います。
「飲食サポート」を利用してサービス品質は向上しましたか。
飲食サポートは店舗のホールサービスの品質をより高めるのが目的でした。料理人が立ち上げたお店なので料理の知識は豊富にありますが、サービスの品質が悪ければ、料理の価値を半減させてしまいます。シャイン総研さんの担当者には飲食店の成功体験に基づく様々なノウハウを教えてもらい、「フロント」「サービス」「クロージング」の手法を従業員に落とし込みました。一方でただ言われた通りにやるだけでは「やらされ感」も生まれてモチベーションが下がってしまいます。学んだサービステクニックを自分たちのやり方で活用して、どんなお店にしたいのか、お店の方向性を徹底的に従業員同士で話し合いました。幹部の我々は阿吽の呼吸ですが従業員がこれほどチーム一丸となって臨むことはなかったと思います。自発的な提案も増えてきました。今は店舗改善を進めつつ、さらなる多店舗展開を目指し、製造業では5年後をめどに工場の商材を活用したフランチャイズ化も視野に事業を進めています。