日差しも暖かくなり
人出がようやく戻ってきたようですね。
今年は飲食店や宿泊施設も
集客が戻りそうですね。
頑張ってもらいたいです。
そこで今日のブログでは
飲食店の事業再構築支援事例を
紹介したいと思います。
題して「うどん屋再生大作戦」です。
行列の並ぶ人気のうどん屋Sさん
日曜日の昼下がりに
うどん屋Sさんに訪問しました。
事前に入手した情報によると
客単価は900円前後ですが、
数はなんと1日200人平均
月の売上は450万になるというのです。
席数はカウンターのみで6席程度
なんと1日で30回転以上。
この数字がいかにすごいか・・・
厚生労働省が発表する
うどん店の全国平均と比較してみました。
客単価は
全国平均が881円に対して900円とほぼ同じ
しかし来店客数は全国平均1日57人に対し
こちらのお店は1日で200人!
全国平均の4倍近くの売上があります。
しかしです。
残念ながら売上は上がっているけど
こちらのお店、赤字経営が続いているのです。
「売上が上がっているのになぜ利益が出ないのか」
私は直接訪問して
その理由を探ってみたいと思ったのです。
うどん屋Sさん訪問
場所は関東近郊の人口40万人のベッドタウン
最寄駅から徒歩1分
雑居ビルの1階にそのお店はありました。
時間は午後2時すぎ
ちょうどお昼のピークが過ぎた時間。
お店を覗いてみると
そこには驚きの光景が待っていたのです。
店の様子を簡単にメモを取りました。
以下に箇条書きで紹介します。
① 店内が汚い
(入口に食べ残しの器が山積み)② 入店時に声かけが全くない
(いらっしゃいませがない)③ 席が空いているかどうか誰も教えてくれない
(店員がお客様をみていない)④ 店が狭い
(入口とカウンターとの距離80㎝)⑤ 料理が遅い
(注文から15分以上待たされた)⑥ 水が出てこない
(セルフでもないので言わないと出してくれない)⑦ メニューが見にくい
(100種類以上でどれを選んだらいいかわからない)⑧ 調味料の蓋が開かない
(調味料のチェックしていない)⑨ 窓際は寒い
(すきま風が入ってくるので寒い)
「このお店は大丈夫なのか???」
あまりの光景にとにかく驚きました。
私自身、仕事で伺う用事がなければ
絶対に入らないお店だなと思いました。
うどん屋再生大作戦
店主自慢のカレーうどんを食べました。
確かに味は絶品でした。
行列が並ぶのも納得でした。
その後、店主のSさんと近くの喫茶店に移動。
2時間ほど面談をしました。
Sさんの真摯な姿勢に感銘を受け
うどん屋Sさんの再生支援を請け負うことにしました。
具体的には、店舗経営自体を根本から見直し
利益の出るうどん店に変える支援を二人三脚で行っていこうと思います。
最初はおそらく店舗に弊社スタッフが通い詰めて
店舗の清掃に始まり、接客指導やメニュー改善指導を
手取り足取りで指導させていただく予定です。
それと並行して当社自慢の戦略MQ会計でキャッシュフローの劇的改善に挑戦します。
私の経験則ですが
1年あれば必ずこのお店は変わります。
そして劇的にキャッシュフローが改善できれば
働いている皆さんに納得のボーナスを払えるようになるでしょう。
今から楽しみです。
再生できる会社とできない会社の違い
今日のまとめです。
私は経営改善の会社を立上げて
12年目を迎えました。
毎日のように経営相談を受けてきたおかげで
再生する会社と再生しそうにない会社を
見分けることができるようになった気がします。
今回のうどん屋Sさんは絶対に再生できます。
なぜなら
再生できる会社の共通点をSさんは持っているからです。
私の中でその共通点は3つ。
「素直で、思いやりがあって、決断が早い人」です。
わかりやすく言えば
人間として素晴らしいなと思える人です。
うどん屋Sさん
1年頑張ればピカピカの会社になると思います。
期待していてください。
せっかくですのでうどん屋さん
こちらのリンクで紹介させていただきます。
皆さんが伺うころにはお店はきっと
ピカピカになっていると思います。
今回は以上