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間違いだらけの銀行借入
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ここ数日
クライアント企業の
金融機関との融資交渉をお手伝いしています。

金融機関の担当者から
こんなコメントをいただきます。

「年商(年間売上)を上回る融資は無理ですよ」

「旅行業は先行きが見えないから難しいですよ」

「債務超過なので融資は厳しいですね」

厳しいコメントばかりです。

相談に来られるお客様を分析してみると

「もっとこうしていればいいのにな・・・」
「この決算書もったいないよな・・・」
「なんでこんな借方してるのかな・・・」

と思うことがたくさんあります。

そこで今日は
「間違いだらけの銀行借入」
というテーマで書いてみたいと思います。

融資が出ない本当の理由

私自身こうした銀行借入の相談数はのべ1,000社以上になると思います。

数多くの相談を受けるなかで融資が上手くいかない理由は共通しているなぁ・・
と思います。

それはたった一つ
「貸し手の目線がわかっていない」
ということです。

多くの経営者は
「借りる目線」でしか考えておられません。
だから
「困っているのになんで貸してくれないんだろう・・・」
というコメントが出てきたりします。

こういう借り手の目線だけでは銀行借入は上手くいかないと思うのです。

例をあげます。

ご商売をなさっていて
「より多く商品を売りたい」と思ったら
お客様の目線に立って
「どうしたらお客様がたくさん買ってくれるか」
考えることはありませんか?

相手の目線に立つ。
売り手の目線ではなく
買い手の目線に立つ。

これは融資も一緒です。
「融資をしてもらいたい」
と思ったら

お金を貸す側の目線に立って
「どうしたら金融機関がお金を貸してくれるか」
ということをしっかり勉強することが大事です。

「借り手の目線」ではなく
「貸し手の目線」を理解すれば
融資交渉は飛躍的に上手くいくと思います。

金融機関はどういう企業にお金を貸したいと思うのか?

金融機関から
「御社にお金を貸したい」
と思われる企業になるにはどうしたらいいか・・・・

正しい銀行借入の方法

それではここで正しい銀行借入の方法について私が心がけていることをお話したいと思います。

ポイントは三つです。

①計画書を作ること

一つ目は計画書を作ることです。
金融機関が貸したくなるような計画書を作ること。

お金をお借りするのに何の準備もしないで口頭で「何とかなりませんか」という方が多いように思います。

もしあなたがお金を貸す立場だったらどう思いますか?

同じ赤字企業でも
「一生懸命、改善に向けた計画を作ってくる人」

「口答でお金を貸してほしいとだけいう人」

どちらにお金を貸したいと思いますか?

お金を貸す立場になって考えるとわかるのではないかなと思います。

②人を選ぶこと

次に大事なこと
金融機関の担当者の選び方です。

なぜかというと同じ金融機関に融資相談をしても貸してくれる担当者と貸してくれない担当者に別れるからです。

これは日本政策金融公庫でも民間の金融機関も一緒です。

担当者によって回答が全然変わります。

どんなにいい計画書を作っていっても担当者を間違えると上手くいきません。

例えばです。
金融機関の担当者にもノルマがあります。

「融資できる企業を紹介してほしい」

自身のノルマ達成のために血眼になってお客様を探している金融機関の担当者もいます。

今日も私のところに金融機関からお願いの電話が来ました。

「どこか融資できるところ紹介してもらえませんか?」

こういう
「お金を貸したいと思っている担当者」に
相談することです。

条件も良い条件を提示してくれるはずです。

③面談演習をする

3つ目は面談の練習です。

融資が出るか出ないか最終判断は
面談の良しあしで決定されます。

だから面談の準備をすること。

面談で聞かれる質問は
ある程度決まっています。

その質問事項を全て事前に準備し演習をすることです。

想定問答集を作って事前に丸暗記して臨むことです。

また面談は必ずスーツネクタイを着用します。
お金をお借りする際の礼儀です。

①計画書を作る
②人(担当者)を選ぶ
③面談演習を行う

以上が3つのポイントです。

企業経営をしていくには銀行と上手に付き合っていくこととても大切だと思います。

「正しい銀行借入の方法」について
もう少し詳しく教えてほしいという方がいましたら
このメールに返信してください。

どうしたら銀行と上手にお付き合いできるかを
「初回相談無料」で一緒に考えたいと思います。

今回は以上