赤字脱出作戦会議

この記事を書く先日に赤字脱出を目指して
うどん店Sさんのスタッフと赤字脱出作戦会議をしました。

「どうしたらもっといい店になりますか？」

という議題に対して女性スタッフＡさんが
こう意見してくださいました。

「お客様の少ない時間帯を何とかしたい」

女性スタッフＡさんいわく
お昼過ぎの3時～5時くらいまでが
お客様が少ないのだという。

「夕方にお客様を集める方法があれば・・・」

確かにデータで調べてみると
15時から17時の時間帯は
時間別売上データが大きくへこんでいました。

こうした時間をどう活用するか……
それが赤字脱出大作戦のキーになるなと私も思いました。

赤字脱出データ分析

そこで私は会議の後時間帯別売上データに、
「時間帯別売上原価」と
「時間帯別販管費」を入れて
「時間帯別利益」を出してみました。

するとどうでしょう。
平日も土日休日も夕方と夜8時以降の売上が
赤字になっているではありませんか。

つまり
お昼に頑張ってもうけた利益を
夕方や夜遅くの時間帯の赤字で
食いつぶしていたのです。

赤字脱出大作戦

そこで私は
翌日うどん店Ｓさんにこう提案させていただきました。

Ｓさん、昨日の会議の後に時間帯別利益を出したら
こんな感じになりました。

15時から17時と20時以降は全て赤字です。

そこで提案です。
営業時間を短縮しませんか？

お昼の11時から夜の22時までお店を開けていますが
来月からお昼は11時～15時
夜は17時～21時の8時間に
短縮することをお勧めします。

お昼4時間、夜4時間です。
そうすれば働く人も楽になって
8時間に集中することで利益を伸ばせるようになるのです。

どうですか？

Sさんとしては心配もあると思いますが

人が集まらないといわれる飲食店で
労働時間短縮は必要です。

考えてみませんか？

料理人歴40年のSさんの覚悟

この提案にうどん店Ｓさんはすぐに反応してくれました。
そして翌日に時短で利益アップ戦略を送ってくれたのです。

Ｓさんは料理人として40年の経験があります。

本来ならば自分のやり方を変えたくないはず。

しかしＳさんは素直に私の提案に耳を傾けてくれ
自ら改善案を作って私に連絡をくれました。

素晴らしい経営者です。
感動しました。

さて後は赤字脱出大作戦
本当に効果が出るかどうかです。

12月くらいには結果が出ると思います。
ブログをお読みの皆さん
楽しみにしておいてください。